最初に君に逢ったとき オレには君が天使に思えた まだ若くて 初々しい君は オレにとっては棲む世界が違うんじゃないいかと思えた 何度か出くわしたときに 君は笑顔で純真な表情を見せてくれた そのうちに オレは君が好きになった ただ 言いそびれて 機転が利…

今まで孤独だった 他人に振り回され 影響を受けるのが嫌で 個性を護る為 必死だった たった今 私は檻から出た 自分らしさとゆう名の檻の中から 自分をしっかり持っていれば 他人の評価などさほど気にしなくていい 今まで他人の顔色をうかがって怯えていた い…

私は ここ数十年間 生と死をさまよっている 生きているでもなく 死んだわけでもない 活き活きとしているのではなく 倦怠感に襲われ そして 自殺を考え でも死んだわけではない 死に損ない 惰性で時が過ぎてゆくだけ そのなかで未来を想像している いや 妄想…

昨日 君と出会った 三度目の出会い なのにお茶にも誘えなかった なんてバカなんだろう いつもいつも オレは空回り 恋愛不器用 高倉健なら様になるけど オレの場合 そんなじゃなくて ただのアホ 君の笑顔はひまわりのように オレのこころを暖かくしてくれる …

冬の明け方 煙草を買いに外へ出ると 寒空に手が届きそうなくらい くっきりとオリオン座が 他の星たちも輝いて まるで空に散りばめられたイルミネーション もうクリスマスが近づいている こんな綺麗な夜空は久しぶりだ 今いるところが山すそのせいかもしれな…

みぞれ混じりの雨が降る ここは金沢 人々が足早に家へと向う 今年一番の寒さに こころが凍えて こんな夜は ふたり抱き合いたい 凍えた体と心 ふたりで溶かそう みぞれ混じりの雨が降る ここは金沢 独りきりアパートに帰ると寒い エアコンをつけても寒い ここ…

真夜中にカーテンを開け 夜空を見上げた たったひとつ 半月が光っていた 星はひとつも見当たらない 街の灯りが絨毯のように広がっている その上で 半月は力強く夜空に光っている 眠れぬ夜に 半月は 私を癒し 力を与えてくれる 星ひとつない夜空の半月 恐らく…

雨の日の夕方 白銀に光る雲 雲の合間から輝く太陽 どんよりとしていた一日の終わりに 光が一面を照らす 白銀の世界 何かが終わり 何かが始まろうとしている 私は今 何もできずにいる ただ 書く事のみ それが 私の生命の軌跡 いつの日か 私の人生に光が差すこ…

いつも 一人で空を眺める 青空や雲や太陽や月 夜空には数え切れない星 この地球に生まれて 君と出会った 数え切れない星があるのに 数え切れない人々がいるのに 君と出会った奇跡 もし君と一緒に空を見上げる事が出来たら どんなに幸せだろう 何を話し 何を…

桜がほころび始め 道の両端から アーチを織り成す 今年の冬が厳しかっただけに 春の陽気はすこぶるうれしい 身体が少しずつほぐれてゆく 心が少しずつほぐれてゆく 散歩にはもってこいの天気 公園に着いて芝生で寝ころぶ 身体を心を自然にまかせる 思いきり…

病床の窓から見える桜かな 広坂の桜舞い散る雨模様 たんぽぽと同じ日差しを我も浴び 身に付きしたんぽぽの羽根そっと吹く 緑葉ににまぶしく光る露流る 新緑の門をくぐりて手を合わす 五月晴れ園児の声や水しぶき

俳句

広坂の桜舞い散る雨模様 たんぽぽと同じ日差しを我も浴び 病床の窓から見える桜かな 身に付きしタンポポの羽根そっと吹く

4/1の三日月はまるでゆりかごのように その下にひとつの星が輝いている まるで 月からこぼれ落ちた 種子のように 「種をまく人」の躍動感とは違って 静かだ やがて だんだん西へと落ちてゆく 明け方には もう月が見えなくなっていた その代わりに様々な星…

秋晴れの今日 夕方に君からのTEL 君の声が秋の日差しのように暖かかった ずっと聞いていたかった 陽だまりに丸くなっている猫のように 君の顔を思い出しながら ずっと一緒にいられますように 神に願う こんなオレでよければ ずっと君が笑顔でいられるように …

紅葉に染まる山の向こうに 蒼き山々が連なる 曇り空で霞むように 自然とはかくも美しいものかと 壮大に雄大に細やかに織り成す色 そして澄んだ空気 圧倒されるばかり 人はいかに小さいものかと 時には愚かなものかと 思い知らされる 人は自然の一部 自然があ…

芝生が生い茂る公園に ベンチやオブジェが並ぶ 大きな木はすでに紅みを帯びており 心地よい風とともに 秋を告げる 隣にある歴史博物館が 歴史的な建物になっている たまに散歩に出かけると こうゆう うれしい機会に恵まれる 煙草を吸いながら 秋を満喫する

神なくしてこの世はあらねど この世は真っ暗闇 神などあらぬか 捨てる神あれば 拾う神ありか 一寸の光 一寸の光が まぶしく光り 私はそのてへ突進した やがて目もくらむ様な 太陽の下へたどり着く事を 確信して

秋の日差しがまぶしいが 心地よい涼しい風が 汗ばんだ肌に爽快感をもたらす いつの間にか始まった秋 いつの間にか過ぎ去った夏 秋は好きだ 訪れを今日 感じた これから何をしよう 洋服をどう着こなそう 何を食べよう 散歩を楽しもう そして また ペンをとる

子供の頃 泣き虫だった 大人になっても 泣いてばかりいた それで涙は枯れてしまった 幾度も幾度もの挫折 悲しみに覆われた日々 今も悲しみに満ちているはず でも もう忘れっちまった いくら悲しんでもしょうがないと やっと そう思えるようになった 悲しみよ…

ゆっくりと曲がる並木道をゆく 風が心地よく体をすり抜けてゆく 並木道の緑は鮮やかに輝き 空の雲は白銀に輝く 新緑の季節 初夏 心地よい季節だ 歩くのが気持ちいい 思い切り息をして緑の匂いを感触で確かめる 部屋に帰り 植え木に水をやる

君のこと ずっと前から思っていた オレが一人で生きてゆけるようになるまで それから君に打ち明けたくて でも もう君は誰かと一緒になった オレはまだ一人では生きてゆけない 出来ることってなんだろう ただ君が微笑んでくれるように 話したりするだけ オレ…

秋も深まった頃 太陽の日差しをいっぱいに浴びる緑 風に揺れながら 葉は輝く しっかりとした 幹 枝 通りすがりに立ち止まり 鮮やかで淡い緑をじっくりと見る この日差しを受けて 私もコートを脱いだ 恐らく冬には枯れてしまう この木を見て 感慨深く感じる

二人が出会い 愛を育み 今日 みんなとともに祝杯をあげよう いつまでも幸せであるように いつまでもみんながうらやむような 二人であるように願う この日が二人にとって みんなにとって 特別な日でありますように 今日 二人の門出に乾杯

煙草をくゆらしながら 孤独な真夜中を迎える コーヒーを飲み また 煙草を吸う これの繰り返し 音楽は静かに流れ 聴こえるか聴こえないくらい また コーヒーを一口 煙草を一息 惰性で生きている 堕落している いったい何のために生まれたのか

晩秋の早朝 旅館にて 窓を開け ごうごうと流れる 白糸の滝の音を聴き 友人たちと談笑する 清き爽やかな風が部屋に入ってくる 森の木樹がこころを癒す 友人たちも私も満足満足 少し肌に冷たい風も 目覚めを確かなものとし 心地よく感じる 感無量

青空が広がり 雲が雄大に流れ 初夏を告げる 心も広がり また暑さで 心が焼ける 情熱と寛容を 空は与えてくれる しばらくして 陽が沈みかけた頃 突然の夕立が 涼をもたらせてくれ 空は水色になり 雲が淡い赤に染まり 放射線状に広がり 水色と淡い赤のコントラ…

残暑の厳しい中 兼六園を散歩する きらきら輝く木漏れ日 鮮やかな木樹の緑 透明な小川のせせらぎ 大きな松の木の下で ベンチに腰掛け 鉛筆を持つ 蝉の声 虫の音 池に佇むカルガモたち 自然に囲まれ 幸せを感じる

晴れた空に浮かぶ 白い半月 夕暮れを向かえ 紅く沈む夕日 空を見上げながら 少し涼しくなった路地を散歩する 途中にある田畑では 風が通り 気持ちいい なびく稲穂 いつも 自然に触れることによって 私のこころは癒され 力づけられる 私も 誰しもが自然から生…

颯爽と風を切りながら チャリンコを走らす 涼しくなった風は 髪を顔を体を心地よくすり抜ける 今年の夏も暑かった うだるような暑さ 汗だくになり 夏バテ やっと夏が終わる気配だが 残暑が厳しいとニュースで伝えている 秋が待ち遠しい 早く来てくれ

部屋の片隅に 秋物の帽子がある 無造作に形をととめず 雑に放り投げてある 部屋のアクセントになっていて それも悪くないと思ってみる 散らかった部屋で その帽子は象徴のように 崩れている そろそろ 服と一緒に着崩してみようか 秋は着こなしを 面白くして…