2008-01-01から1年間の記事一覧

秋も深まった頃 太陽の日差しをいっぱいに浴びる緑 風に揺れながら 葉は輝く しっかりとした 幹 枝 通りすがりに立ち止まり 鮮やかで淡い緑をじっくりと見る この日差しを受けて 私もコートを脱いだ 恐らく冬には枯れてしまう この木を見て 感慨深く感じる

二人が出会い 愛を育み 今日 みんなとともに祝杯をあげよう いつまでも幸せであるように いつまでもみんながうらやむような 二人であるように願う この日が二人にとって みんなにとって 特別な日でありますように 今日 二人の門出に乾杯

煙草をくゆらしながら 孤独な真夜中を迎える コーヒーを飲み また 煙草を吸う これの繰り返し 音楽は静かに流れ 聴こえるか聴こえないくらい また コーヒーを一口 煙草を一息 惰性で生きている 堕落している いったい何のために生まれたのか

晩秋の早朝 旅館にて 窓を開け ごうごうと流れる 白糸の滝の音を聴き 友人たちと談笑する 清き爽やかな風が部屋に入ってくる 森の木樹がこころを癒す 友人たちも私も満足満足 少し肌に冷たい風も 目覚めを確かなものとし 心地よく感じる 感無量

青空が広がり 雲が雄大に流れ 初夏を告げる 心も広がり また暑さで 心が焼ける 情熱と寛容を 空は与えてくれる しばらくして 陽が沈みかけた頃 突然の夕立が 涼をもたらせてくれ 空は水色になり 雲が淡い赤に染まり 放射線状に広がり 水色と淡い赤のコントラ…

残暑の厳しい中 兼六園を散歩する きらきら輝く木漏れ日 鮮やかな木樹の緑 透明な小川のせせらぎ 大きな松の木の下で ベンチに腰掛け 鉛筆を持つ 蝉の声 虫の音 池に佇むカルガモたち 自然に囲まれ 幸せを感じる

晴れた空に浮かぶ 白い半月 夕暮れを向かえ 紅く沈む夕日 空を見上げながら 少し涼しくなった路地を散歩する 途中にある田畑では 風が通り 気持ちいい なびく稲穂 いつも 自然に触れることによって 私のこころは癒され 力づけられる 私も 誰しもが自然から生…

颯爽と風を切りながら チャリンコを走らす 涼しくなった風は 髪を顔を体を心地よくすり抜ける 今年の夏も暑かった うだるような暑さ 汗だくになり 夏バテ やっと夏が終わる気配だが 残暑が厳しいとニュースで伝えている 秋が待ち遠しい 早く来てくれ

部屋の片隅に 秋物の帽子がある 無造作に形をととめず 雑に放り投げてある 部屋のアクセントになっていて それも悪くないと思ってみる 散らかった部屋で その帽子は象徴のように 崩れている そろそろ 服と一緒に着崩してみようか 秋は着こなしを 面白くして…

ドーンドドーン 花火の音が鳴り響く中 露天風呂でゆっくりとくつろぐ 残念ながら花火は見えず ドーンドンと音だけが そういえば昼間に浴衣姿の女性の人を何人か見かけた 暑い最中 花火の音を聞き 花火を思い浮かべながら 日ごろの疲れを癒す 空想の中で

夏真っ只中の夜に 涼しげをもたらす恵みの雨 久しぶりに聞く雨音が心地いい 屋根をたたく音 まとまった雨は 気分をほぐしてくれる 寝苦しい夜が続いている 異常気象だろう 春と秋が短くなっているここ数年 心地いい季節が待ち遠しい 今年も残暑が厳しいだろ…

暑さにやられて疲れきって やっと涼しくなった夜に お気に入りのBAGDAD CAFEのサントラを聴く 軽快なリズムが心地いい 壊れたコーヒーマシン 寂れた モーテル カフェ 時に賑やかな カフェ いろいろ思い浮かべながら聴き入る 人間臭さがにじみ出ている 個性的…

空が動いている ダークグレイの空が 梅雨入りし しばらく経って 夕立が襲ってきそうな気配 風も一段と強く吹いて 木樹も激しく揺れる 部屋に帰って 一息つくと 雨が降ってきた 叩きつけるように 今日は老舗の豆腐を買ってきた 夕食に彩りを添える 鰹節の香り…

午後の日差しを受け まばゆく輝く新緑 一面の苔の緑が広がり 木陰や日差しのの色模様 二、三羽の鳩が木の実をついばむ 桜は散り去ったが この新緑は 私に力と勇気を与えてくれる 小川が流れる橋を渡りながら 辺りを見渡す 一面に 一体に広がる緑よ

坂を上り 陸橋の桜の門をくぐると そこにはこころの春が待っていた 乾いた風が心地よく通り過ぎ まだ 散り際の桜は たわもに春をつもらせ 温かな日差しは目にまばゆい 小鳥が飛び交いさえずる この生命力豊かな桜は 人々にどれだけ愛され 勇気を与えるのだろ…

今日 この冬一番の寒さ 今宵 心の中で死を感じ 孤高の中で落ち着いている 人の死は儚く 人の死は侘しい しかし 私にとって 自然の恵み 肉親の支え 知人の支え 友の支え それがあったからこそ生きている 詩を書いている時には孤高であるが いろいろな人に助け…

深夜 煙草を吸いながら 天を仰ぐ 星はちらほらと散らばり 天に満月がくっきりと輝く 我は天に見放されたかと 今まで何度思ってきたか その度に 月は私に安らぎを与えてくれた 太陽の恵みもあり 時には虹がかかり くじけながら へこみながら たくさんの人に助…

深夜 煙草を吸いながら 天を仰ぐ 星はちらほらと散らばり 天に満月がくっきりと輝く 我は天に見放されたかと 今まで何度思ってきたか その度に 月は私に安らぎを与えてくれた 太陽の恵みもあり 時には虹がかかり くじけながら へこみながら たくさんの人に助…

冬真っ只中の一月だけど 今日は穏やかな日だまりが 外は天気雨 霧雨が日差しに照らされ 光り輝く 今日はのんびり過ごそう いつも 身体がこわばって 身震いしてるんだから 今日はお天道様がくれた休日 ありがたあ なってきた

子供の頃 犀川のほとりで遊んでいた 緑に囲まれた谷から見下ろす犀川は美しかった きらきらと輝く水面 ざわざわと流れる川の音 たしか新緑の季節だ 岩に腰掛けてずっと川を眺めていた 笹舟を作り流してみたり 父と弟と手をつなぎ川を渡ってみたり 母の手作り…

輝く太陽 さらさらと舞い散る 雪はプラチナ いつか見た映画のワンシーン 天使の微笑み 天使の魔法 まばゆく 目をみはる 空からプラチナ

照りつける太陽 海はプラチナ 飛びかう鳥たち ミラー越しに行きかう車 はしゃぎ 走りまわる 犬と子供 海はプラチナ

夜更けに向かう夜 雲のはざまから輝く月 目に焼きつくような 雲を焼き付ける月光 空はプラチナ

真夜中の空 とどきそうな 無数に広がる星 冷たい潮風 心地よい波音 すべてがとまる あの人を想う 流れ星

インディゴの海 静かな音 たかぶる心 おしよせる波 波 遠くに霞む雲

雨 海 独り

朝から降り続ける雨 冬を迎え 霞が降りかかった山々も白く染まりつつある 静かな日 寒さを肌で感じ 朝 床を出るのがおっくうになる 雪が降るのはいい が積もってもらうのは困る 雪化粧ぐらいにしてほしい 東山などへ行くなら 雪も美しく思えるだろう それに…

柿をついばむ 小鳥 枯れ枝に似た羽根の色 柿はついばまれ もとのかたちを失い まるで花のごとく咲く まだ枝に雪が残り なにか空気まで ひきしまったよう 冬に咲く 柿の花

ビルの谷間から 見える 三日月 なにかを語りかけてくれる 癒され ほっとする 昔々 月の暦のころから いつの日も 人々に なにかを語りかけてきたんだろう 花鳥風月 今も詠われている 太陽とは少しちがって ちょうど しし座流星群が去ったあと 寂しくはないさと…

ある日の朝 ふと窓を見ると バッタがとまっていた ふとした瞬間がなにやら不思議で 懐かしい友との出会いを想わせる こんなことがあると なにやらうれしく ちょっとした幸運を喜ぶ 些細な不運は 人生にはつきものだろう そんな気持ちを風に流して 幸運を呼び…