石引パブリック
今 店主と話しながら
カウンターでコーヒーを飲んでいる
整然と並んでいる グラスやカップ
ジンなどの空きビンのそばに飾られたドライフラワー
カウンターの両端には
アート感あふれるカレンダーと
手作りのクッキーなどを入れた大きなビン
なにより 本に囲まれた空間で
コーヒーが飲める幸せ
週に一度はこの書店コーヒーを飲む
タバコが吸えのは残念だが仕方ない
店主が仕入れた本を
一通り眺めて
気にいった本があれば買い
カウンターに座るのがルーティーン
デザイン 画集 写真集
料理 文学 政治学 経済学 映画 音楽
サブカルチャーなど分野は多岐にわたり
いろいろな本が並んでいる
この書店になさそうで
欲しい本があれば
Amazonで検索して
この書店に注文して買う
石引パブリックは
なくてはならない書店でありスペースだ
永遠
永遠なんて
そんなものないのだろうか
一瞬一瞬があって
その繰り返しで
その時々に 様々に変化して
私は永遠を信じている
普遍的なものを
もちろん変化は避けられないし
それを楽しんでさえいる
しかし 私の心の底には
寄せては返す 海の波のような
変わることのない
永遠が流れているのだ
白い皿のような三日月
寒空の中
皿のように薄っぺらい
白い三日月が浮かんでいた
神さまは
この白い皿のような三日月に
何を盛りつけるのだろう
たぶん 塩だ
たぶん ほんの少しだけ
だって三日月は
たてになって
空に浮かんでますから
こぼれないように
しんちょうに
ひとつまみの塩を
■
雪が舞う夜に 君の笑顔はなぜか冷たくみえた
子供の頃の話 憶えているかな?
心から笑っていた 二人で
凍てつく風が通り過ぎる こころの中を
星は輝き 月は満ち足りているのに
このままどこへ行くんだろう
今はただ 温もりがほしい
もうすぐ 花 薫る春
暖かな陽気に包まれ また歩き始めよう
空から降ってくる雪は 君の温かな頬にとけた
幸せそうに笑ういつもの君が
僕の中で戻った いつの日か
かわいた風が通り過ぎる こころの中を
枯れ木もビルも雪で染まっている
このままずっと行けたらいいね
今はもう 過ぎ去るのだから
もうすぐ 花 薫る春
温かな陽気に包まれ また歩き続けよう
人は誰もそう 大人になると冷たく笑うことを覚える
でも こころから笑っていよう 子供の頃を思い出すように