小春日和

真冬の晴れた日

部屋の窓を開け放ち

澄んだ空気で満たす

 

コーヒーを飲み

タバコを吸い

桑原あいのピアノを聴きながら

 

家カフェを堪能する

 

さっきは近所のパン屋の

あんたっぷりのつぶあんパンをかじっていた

 

ほとんどお金をかけずに

いつものことだが

楽しみをみつけている

 

そろそろ窓を閉めて

ストーブをつけよう

風邪を引きそうだ

石引パブリック

今 店主と話しながら

カウンターでコーヒーを飲んでいる

整然と並んでいる グラスやカップ

 

ジンなどの空きビンのそばに飾られたドライフラワー

 

カウンターの両端には

アート感あふれるカレンダーと

手作りのクッキーなどを入れた大きなビン

 

なにより 本に囲まれた空間で

コーヒーが飲める幸せ

 

週に一度はこの書店コーヒーを飲む

タバコが吸えのは残念だが仕方ない

 

店主が仕入れた本を

一通り眺めて

気にいった本があれば買い

カウンターに座るのがルーティー

 

デザイン 画集 写真集

料理 文学 政治学 経済学 映画 音楽

サブカルチャーなど分野は多岐にわたり

いろいろな本が並んでいる

 

この書店になさそうで

欲しい本があれば

Amazonで検索して

この書店に注文して買う

 

石引パブリックは

なくてはならない書店でありスペースだ

 

永遠

永遠なんて

そんなものないのだろうか

 

一瞬一瞬があって

その繰り返しで

その時々に 様々に変化して

 

私は永遠を信じている

普遍的なものを

 

もちろん変化は避けられないし

それを楽しんでさえいる

 

しかし 私の心の底には

寄せては返す 海の波のような

変わることのない

永遠が流れているのだ

白い皿のような三日月

寒空の中

皿のように薄っぺらい

白い三日月が浮かんでいた

 

神さまは

この白い皿のような三日月に

何を盛りつけるのだろう

 

たぶん 塩だ

たぶん ほんの少しだけ

 

だって三日月は

たてになって

空に浮かんでますから

 

こぼれないように

しんちょうに

ひとつまみの塩を


君の歌を初めて聴いた
あの街角を
こないだ ふと通り
振り返った
誰もいない街角


猫ぐらいいてもいいじゃないか


独りに慣れた私は
ただ佇む


この近くのライブハウスで
君の歌声を生で初めて聴いた
思ったとおり 美しく やさしく 明るく暖かで
時に強くもあった


ライブの合間に 少しだけ話せたけれど
君はもう憶えてないだろう


帰り道
私は 軽い足取りで歩いた
気分よく ライブの感触を確かめながら


君に逢えてよかった


雪が舞う夜に 君の笑顔はなぜか冷たくみえた
子供の頃の話 憶えているかな?
心から笑っていた 二人で
凍てつく風が通り過ぎる こころの中を
星は輝き 月は満ち足りているのに
このままどこへ行くんだろう


今はただ 温もりがほしい
もうすぐ 花 薫る春
暖かな陽気に包まれ また歩き始めよう



空から降ってくる雪は 君の温かな頬にとけた
幸せそうに笑ういつもの君が
僕の中で戻った いつの日か
かわいた風が通り過ぎる こころの中を
枯れ木もビルも雪で染まっている
このままずっと行けたらいいね


今はもう 過ぎ去るのだから
もうすぐ 花 薫る春
温かな陽気に包まれ また歩き続けよう


人は誰もそう 大人になると冷たく笑うことを覚える
でも こころから笑っていよう 子供の頃を思い出すように

真夏の昼下がり
ジャズを聴く
完成度の高い音楽は
私を窮屈にさせる


だからとゆう訳じゃないけれど


青木カレン
いつも どんな時も
くり返し 聴いてしまう


なぜか 私を落ち着かせてくれる
映画音楽をカバーしたもの
ボサノバ ジャズ


どれも 耳に心地いい


青木カレン
私を とき放ち
自由にしてくれる