部屋の片隅に
秋物の帽子がある
無造作に形をととめず
雑に放り投げてある


部屋のアクセントになっていて
それも悪くないと思ってみる


散らかった部屋で
その帽子は象徴のように
崩れている


そろそろ 服と一緒に着崩してみようか
秋は着こなしを 面白くしてくれる
気分よく 街に出掛け
スタバにでも立ち寄りたくなる


君が一緒なら
どんなに楽しいだろうか
いつもいつも恋は空回り


女神よ
そろそろ微笑んでくれてもいいじゃない