坂を上り
陸橋の桜の門をくぐると
そこにはこころの春が待っていた


乾いた風が心地よく通り過ぎ
まだ 散り際の桜は
たわもに春をつもらせ
温かな日差しは目にまばゆい


小鳥が飛び交いさえずる


この生命力豊かな桜は
人々にどれだけ愛され
勇気を与えるのだろう


歩みを確かに上り往く