永遠と一日を観て
真夜中のバスに乗って
窓を開けた
星が輝き
月がささやく


乗客は誰もいない
行き先はわからない


ただ夜空を眺め続ける


さびれた遊園地の観覧車が
ゆっくりと淡い光を放ち廻る


停車場でピエロが乗ってくる
意味もなく笑って


バスはイルミネーション輝くつり橋を渡る
陽気に揺れ動く車内で
ピエロは笑顔を忘れない


やがて静かに朝が訪れるまで