静まり返った街に
過ぎ去ったクリスマスを惜しむように
雪が舞う


風に揺られ ちらちらと


足跡を残しながら
傘をささず歩きゆく


イルミネーションはもうなくなって
寂しさを感じさせる


そう 過去は足跡のように
未来はきらめく雪のように


いずれ足跡には雪が積もり消えてゆく


儚くとも歩き続ける自分は
夜明けを待ちわびている
あたり一面の白銀の朝を