古都を思わせる重厚な家屋
隣にある 華奢な造りをした建物に あたらしく入り込んでいる古着屋
多国籍っぽい店から流れる ジャマイカ系の音楽
いかしてる ちょっといってる 音楽と店と人


角には昔馴染みの地蔵が心地よさげに路地をみまもる


漂う雰囲気が 焼き鳥屋の匂いが この界隈を物語る


横文字の洒落た看板 時代と懐かしさを感じさせる看板


さまざまなものが混在し 歩く人の足取りを軽くする


雑貨屋らしき店の壁にスプレーされたアートが
歴史を壊すでもなく 歴史に縛られるでもなく 自由に描かれている


タバコ屋のおばちゃんの柔和な笑顔に刻まれた皺が
何の変哲も無い今の無機質な人々をも包み込む


すし屋とスナックが立ち並ぶ路地を
落ち着きさらりと通りすぎる恋人たち