2008-01-17 ■ 奇跡 雲を銀に照らし 暗闇に輝く三日月 かすかに波のように雲が流れ それはまるで 大海原の銀の箱舟 幾千ものあいだ 満ち 欠けて 幾千もの星とともに 輝き続け 人々に詠われ続けてきた月 いつの日も 違う灯りで 夜を飾ってくれる 不思議だね いつだって同じ月はないのに それが永遠だなんて なにげなく眺めている月が 奇跡に思える この夜