この世の中で
自分は必要じゃないと
殻に閉じこもった
そのうち
その殻は
厚く
重く
まるで 核シェルターになっちまった
ドアのキーはさびついて
開けることはできなくなっちまった


蹴破ろうと
体当たりしようと
もがいては
無駄な抵抗をしたが
全然らちがあかない


ただ そうしてるうち
さびつきすぎた 殻が壊れ始め
やたらめたら暴れた


そして 自分から抜け出せた
自分の新たな心が
産声をあげる
雄叫びをあげる