静かな夜に
ふと 窓を開けると
淡い朱色の三日月
美しく 穏やかに
冷たい空を灯す


一日の終わりをやさしく包み込んで
ゆっくりと眠りにつくために
ささやかに心を灯してくれる


それぞれの人生があり
それぞれの夜空がある


偶然とは思えない貴重な出会い


悲しみ うちひしがれ
喜びに満ち溢れ


どんな時でもそばにいてくれる人がいた
分かち合える人がいた


そして空を見上げた