君の音楽は 完全で完成度が高い
なのに 君のピアノは窮屈さを感じない


自由なんだ
まるで翼を持っているかのように 自由に空を飛んでいる


私も一緒にどこへでも飛んでいけそうだ


いつも 私の前には分厚い壁が立ちはだかっている
だけど翼があれば そんなのもう関係ない


自由になれる


空は果てしなく広がっている
晴れの日も曇りの日も雨の日も


だけど 君の翼はどんな天気であれ
自由にどこまでも飛んでいける 力を持っている
たとえ嵐の日だって


私は 君のおかげで 肩の力を抜いて
自由になれた

雨上がりの朝
目覚めると
小鳥たちのさえずりが
美しく聴こえる


桜も散り 新緑の季節だ


まだ外はあまり車が走っていないから
小鳥たちのさえずりが
そのまま聴こえる


穏やかな一日の始まりだ


かと思えば
小さな雨音が


小鳥たちはどこかへ行ってしまった


小さな雨音だけが残っている

あれから5年
テレビを見ていると
荒々しい津波の映像が...

祖父母を津波で失った女性が
「助けられなくてごめんなさい」と...
涙ぐんでいた

でも その女性が助かったことで
家族や友人などに勇気や希望を与えていると思う

罪の意識を持ってしまうのは
女性にとって仕方ないことかも...

いくら私が「そんなことないよ」と言ったって
それは どうしようもないことかもしれない

家族や友人を失った多くの人が
こころの傷を負ってしまっていると思う

でも 遺された人はそれだけで
少なくとも 遺された他の人々を苦しめることをまぬがれている
幸せを与えていると思う

無念にも
お亡くなりになられた人々も
遺された人々を見守ってくれていると思う

簡単に 気持ちの整理などできないでしょう

でも生きていることは罪ではないし
そう思ってしまっていることを
お亡くなりになられた人々は望んでいないでしょう

遺された女性を お亡くなりになられた祖父母の方は
遺された女性を責めたりはせず見守ってくれてるとと思うよ

la la la 君が微笑む
口ずさみながら


君の笑顔は こころに太陽を持っているよぉう
そして力強い


君と一緒にいれたなら
どんなに楽しいだろう
きっと ほっと 安らげるだろう


君の存在は オレにとっての奇跡
ずっと ずっと ずっと
この時間が 君が 続いてほしい


そして 笑顔でこころ強く
オレのそばにいてほしい
オレのこころを 君のこころの太陽で 
包んでほしい


そしたらきっと こころの種が 芽吹くから

 女は、例の地下のバーで待ち惚けを喰らっていた。
男がバーに着くと不機嫌そうにマルガリータを飲んでいた。
「どうしてくれんのよ」
「なんでもするよ」
「跪いて足を舐めな」
男は仕方なく女のハイヒールを脱がせ、女の足を舐めた。
すると女は、男の頬をひっぱたいてバーを出て行った。


男は、女の片方のハイヒールを背に、出されたワイルドターキーを飲んでいた。